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会社独自のメールアドレスの作り方 Web/IT/2016.05.23

プライベートで使用するメールアドレスはGmailやmsn、Yahoo!メールなどのフリーメールを使うことも多いでしょう。

しかし、起業した場合は費用がかかってしまいますが、会社独自のメールアドレスを取得することをおすすめします。

例えば「株式会社ほげふがぴよ」という会社であれば、info@hogefugapiyo.comというように@以下が独自の文字列のメールアドレスを取得する、ということです。

会社独自のメールアドレス取得をおすすめする理由

会社独自のメールアドレス取得(「会社独自のドメインを取得する」という意味です)をおすすめする理由は以下のとおりです。

独自ドメインを取得しているほうが「信頼性」が高い

会社独自のドメインを取得には、ドメインを管理する会社に支払う管理費用がかかります。フリーメールを使用するのではなく管理費用を支払ってメールを運用している、ということで信頼性が増します。

また、ドメインには様々な種類があります。「.com」のように一般の企業や個人が広く取得できるドメインもありますが、日本国内に住所があることが取得の条件になる「.jp」ドメインや、法人登記をしないと取得ができず、一企業につき1つしか取得できない「.co.jp」ドメインなどもあります。

ドメインの種類に属性情報(どこの地域に住所があるのか、法人格を持っているのか、など)が含まれますので、取得しているドメインの種類によって会社の信頼を裏付けることもできます。

実際に一部上場企業の約97%が「.co.jp」ドメインを取得している、という調査もあるようです(JPRS調べ)

サービスの安全性と継続性

フリーメールを使用するリスクの1つは、「サービスが突然終了してしまう可能性がある」ということです。

仕事上の大事な連絡をフリーメールを使用していたが故に受け取ることが出来なかった、ということが生じてしまう可能性もあります。

またセキュリティレベルが厳しい企業では、フリーメールの受信を禁止している会社も存在するため、連絡をとることすらできない、ということも発生してしまうかもしれません。

会社、サービス、商品の認知度を上げる

会社名のみならずブランド名やサービス名をドメインに使用する企業も増えています。

例)株式会社マツモトキヨシ→matsukiyo.co.jp

ドメインを上手く活用することで、会社、サービス、商品の認知度向上、ブランディングに寄与することができます。

ドメインを取得しよう!

それではいよいよドメインの取得についてです。

まずは取得したいドメイン名を決めましょう。一般的に長すぎないドメインがよい、とされています。認知のされやすさを考慮すると5~7文字程度で決めるのがよいでしょう。

(*******.com、*******.jpなど)

 

先に例として挙げた「matsukiyo.co,jp」などのように日本語の単語にするのもよいかもしれません。

さて、ドメインの申込ですが、基本的に業者経由での申込になります。

お名前.com」や「ムームードメイン」、「バリュードメイン」といったところが有名どころです。

JPRSのウェブサイトにもJPドメインを取り扱う指定事業者一覧が掲載されています。

また、レンタルサーバー会社がドメイン取得まで一括して対応してくれることも多いです。

今はたいていのレンタルサーバー会社は「ドメイン持ち込みOK」となっており、サーバーとドメインの契約元が別々でも大きな問題はありませんが、お得なパッケージプランなどもあるので、レンタルサーバー会社にお願いすることを検討してみてもよいでしょう。

「.co.jp」ドメインは注意!

「.co.jp」のドメインは1法人につき1つしか登録できません。

具体的には次の組織に該当するところのみが取得可能です。

  • ● 株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社、相互会社
  • ● 信用金庫、信用組合
  • ● 外国会社(日本で登記していること)
  • ● 有限責任事業組合
  • ● 企業組合(co.jpかor.jpのどちらか1つを選択可能)
  • ● 投資事業有限責任組合

従って「.co.jp」の取得の際には「会社の登記情報」を準備しておく必要があります。

「.co.jp」ドメインの仮登録制度

しかし、これから起業をしようと考えている方の中にも、「.co.jp」ドメインの取得を希望する方もいらっしゃると思います。

そのようなときは「仮登録制度」を活用しましょう。

ドメインの仮登録後、6ヶ月以内に登記および本登録申請を実施すれば、「.co.jp」ドメインを利用できる、という制度です。

6ヶ月以内に本登録申請を行わなかったらドメイン名は廃止されてしまうので、注意しましょう。

メールサーバーを契約しよう

ドメインを取得したら、次にメールサーバーを契約します。

レンタルサーバーを用意してもいいですし、Googleやマイクロソフトなどのビジネスパッケージを活用してもよいでしょう。

ひとつの判断基準としては、「ウェブサイトも開設する予定がある」場合は、レンタルサーバーを用意したほうが、一気通貫したサービスを受けられ、費用もお得になる場合が多いです。

ウェブサイトは当面のところ必要ない、メールと基本的なサービスだけあれば十分、ということであれば、GoogleAppsなどを活用するのもよいでしょう。

おまけ:ドメインの種類について

ドメインには何百もの種類があります。お名前.comなどのサイトを見てみると、こんなものもあったのか!と驚いてしまうような種類のドメインまで準備されています。

参考→ドメインの種類と料金(http://www.onamae.com/service/d-price/

ここでは代表的なドメインの特徴をおさらいしておきます。

誰でも登録が可能なドメイン

  • ● .com    商用向けドメイン。
  • ● .net     ネットワーク用ドメイン。
  • ● .org     非営利組織用ドメイン。
  • ● .biz      ビジネス用途を対象にしたドメイン。
  • ● .info     情報サービス向けドメイン。
  • ● .jp       汎用JPドメイン。日本国内であれば誰でも登録可能。
  • ● .tokyo  地域別ドメイン。東京のドメイン。
  • ● .osaka  地域別ドメイン。大阪のドメイン。
  • ● .nagoya           地域別ドメイン。名古屋のドメイン。

この他にも「日本語.jp」や「日本語.com」、「***.コム」などのように、URLが日本語で表示される日本語ドメインというものもあります。

取得に一定の条件があるドメイン

  • ● .co.jp   日本で登記している会社のためのドメイン。
  • ● .or.jp    財団法人、社団法人、医療法人など様々な法人のためのドメイン。
  • ● .ne.jp    日本国内のサービス提供者が利用者のために営利または非営利で提供するネットワークサービスのためのドメイン。
  • ● .ac.jp    教育機関や研究機関のためのドメイン。
  • ● .go.jp    政府機関や各省庁の機関のためのドメイン。

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