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起業時や創業期にホームページは必要なのか?(1) Web/IT/2018.06.21

みなさま、こんにちは。

日本クレアス税理士法人スタートアップ支援チームの山本です。
今日は日々お客様から頂戴する質問の中から「起業時、創業期にホームページを作る必要があるのか?」という質問について、考えていきたいと思います。

ホームページを作るメリット、デメリット

それではまず、企業がホームページを作るメリット、デメリットを列挙してみたいと思います。

メリット1:顧客や取引先からの信頼を得ることができる

例えば、普段の生活で初めての飲食店に行こうとしている場合や、家電を買い替えるシーンを考えてみてください。
特に下調べせずお店に行く方もいるかもしれませんが、多くの人がインターネットを使って事前に何らかの情報を集めるのではないでしょうか。
(そのお店のホームページや口コミサイト、比較サイト、製品紹介ページなど)

仕事で新しい取引先を開拓しようとしているときも、その会社のホームページを調べて会社概要を確認することが多いのではないでしょうか。

そして、もし、行こうとしている飲食店、買おうとしている家電、取引を検討している企業の情報がインターネット上に十分に存在していなかったらどのように感じるでしょうか?


「よくわからないから別の店(商品、会社)にしよう」

 

と考えてしまう人が多いのではないかと思います。

 

起業時、創業期においても、法人口座を開設する際や融資を申し込む際に、会社や商品のホームページがあれば、その情報を添付するよう求められることがあります。

ホームページを持っている、ということが「事業を本気でやろうとしている」ことや「商品・サービスのプロモーションに真剣に取り組んでいる」ということの証明の一端になる、と判断されているのです。

メリット2:ホームページを持っていない競合に勝てる

前述したことと関連しますが、ホームページを持っていない店舗や商品、会社は見込み顧客の情報収集の段階で、選定から漏れてします可能性が高いです。
(これをGoogleは「ZMOTメンタルモデル」と言っています)

平成27年版「情報通信白書(総務省)」によると、やや古いデータですが2005年時点で企業のホームページ開設率は85.6%でした。

今はこれよりも開設率は上がっていると考えられますので、ホームページを持っていないと多くの競合に負けてしまう可能性が高い、と言った方が適切かもしれません。

※ZMOTメンタルモデルとは?
2011年にGoogleが提唱した考え方で、ZMOTは”Zero Moment of Truth”の略です。読み方は「ジーモット」です。
「顧客は来店する前にインターネットで情報収集をして既に購入するものを決めている(購入を検討するきっかけがあった後、インターネットで情報収集をし、実際の店舗に行き、購入するという流れをとる)」
という考え方のことです。

メリット3:顧客からの問い合わせ窓口の確保

ホームページがあると、顧客からの問い合わせを24時間365日、受けることができます。
もし電話窓口のみであると、

  • 問い合わせ受付対応を平日9時~17時のみ、など時間を限定する
  • 夜間や休日も対応するために、人員を雇う(人件費を使う)

という対応が必要になります。

平日日中だと仕事中で問い合わせが出来ない、という人も多く存在します。
顧客との接触機会を失わないためにも、ホームページは重要です。

メリット4:適切なタイミングで、継続的に会社、商品やサービスをプロモーション(PR)できる

Web以外にもテレビCMや新聞広告、チラシ、雑誌広告など、会社や商品、サービスの情報を発信する方法は色々あります。
ただし、顧客が情報をほしい時に自ら探して、会社や製品情報を入手する、という観点で考えると、テレビCMや紙の広告ではタイミングをコントロールすることが難しいです。
一方、Web(ホームページ)上に公開しておけば、顧客はいつでも自分が情報を欲しているタイミングで、適切な情報にアクセスすることができます。

また、セミナーや製品説明会・サービス説明会を開催した場合も、セミナーの開催報告やレジュメをWeb(ホームページ)上に公開することで、セミナーや説明会が終了した後でも会社や製品・サービスのPRにセミナー・説明会情報を活用し続けることができます。

メリット5:良い人材を確保できる(採用活動への効果)

就職活動や転職活動を行う際、企業のホームページを参考にしたことがある方は多いでしょう。
採用候補者も企業にとってのお客様、という視点で考えると、ホームページでの適切な情報発信は企業のブランディングになり、採用候補者からの信頼を得ることができ、結果として良い人材が集まりやすくなります。


さて、メリットがあればデメリットも当然あります。
次にホームページを作ることによるデメリットを考えてみましょう。

デメリット1:制作、運用の際に費用がかかってしまう

起業時、創業期は登記関連の費用やオフィスの準備で、どうしても発生してしまう出費があります。
そのような中でさらに追加で出費してホームページを作る、ということになると、悩んでしまう方も多いのではないかと思います。
メリットの項で述べたとおり、企業や製品・サービスを紹介するホームページは貴重な「財産」となりますが、制作や運用にかかる費用、時間(手間)はリスクとなってしまうこともあります。

デメリット2:制作の際に手間がかかってしまう

ホームページ制作、運用は費用をかけて外注してしまえば上手くいく、という性格のものではありません。
外注するにせよ、ウェブ制作会社やコンテンツ制作者が対応可能なことには限度があり、どうしても発注者が一定の時間をかけざるを得ません。

特にホームページで伝えたい企業や製品・サービスのコンセプト、強み、キーメッセージなどは、企業・製品・サービスに一番熟知している発注者が確定させないと、「活きたホームページ」を作ることはできません。


さてここまで起業時・創業期にホームページ制作をするメリット、デメリットについて述べてきました。
結局のところはケース・バイ・ケースになってしまいますが、個人的には費用対効果の最も良い信頼獲得手段、プロモーション手段だと考えますので、迷っているのならばページを制作することをおすすめします。

効率良くページを制作するには、起業時・創業期に発生する膨大なタスクを整理し、効果的に対応できるよう適切に専門家(プロ)の力を借りることです。

続きの記事では、タスクの整理にも役立つよう、ホームページ制作の流れと便利なツールやサービスを紹介していきたいと思います。

山本 恵里奈

執筆者

山本 恵里奈 / Yamamoto Erina

日本クレアス税理士法人

マネージャー 新規事業開発室長 中小企業診断士

長崎県長崎市出身。素材メーカーの経理(工場勤務)、ベンチャー企業で経営企画、新規事業立ち上げ、Webサービス開発、医療系のコンサルタント、IT系の起業の経験を経て現職。自身の起業経験も踏まえ、起業家の皆様の気持ちに寄り添った対応を心がけています。 業務上の得意分野は事業計画策定、マーケティング、Webディレクション、IT関連全般ですが、プライベートはアナログ生活。

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